CJ-D20 2p 1.2ka 20ka パワー雷サージプロテクター SPDアレスター

技術データ

サージ保護装置 (SPD) とは何ですか?

サージ保護装置（SPD）は、電気設備保護システムの構成要素です。この装置は、保護対象となる負荷の電源回路に並列に接続されます。サージ保護装置は、短絡による公称放電電流などの電流を方向転換します。この方向転換は、ソリッドステート接点またはエアギャップスイッチのいずれかを用いて行われます。さらに、サージ保護装置は、過電流状態における負荷安全遮断装置として、また、故障状態発生時に定格電圧を超える電圧レベルまたは低電圧レベルを制御する再閉路装置として機能します。サージ保護装置は、電力供給ネットワークのあらゆるレベルで使用できます。この方法は、最も一般的に使用され、最も効果的な過電圧保護です。

並列接続されたサージ保護装置は、高いインピーダンスを特徴とします。つまり、直列インピーダンスの合計は、サージ保護装置1台のインピーダンスに等しくなります。システム内に過渡過電圧が発生すると、装置のインピーダンスが低下し、サージ電流はサージ保護装置を通過し、敏感な機器をバイパスします。これは、電圧スパイクや電気サージ、周波数変動、スイッチング操作や落雷による過電圧など、過電圧過渡現象や外乱から機器を保護するためです。平滑コンデンサを含む電力会社からの電力線にサージストリップまたはサージ保護装置を設置する場合、これらのコンデンサが既に電圧レベルの急激な変化から保護するため、サージサプレッサは必要ありません。